inconnu, imprévu – Un Dimanche à la Galerie

inconnu, imprévu – Un Dimanche à la Galerie

毎年、9月の初めは、マレからポンピドゥーセンターの界隈にひしめくコンテンポラリーアートのギャラリーが新しい作品で刷新されます。 そして、10月に開催される、FIAC – International Art Fair(https://www.fiac.com/)という国際展示会へとつながる、そんな芸術の秋。 これまでは、パリのギャラリーだけの慣わしでしたが、今年からはフランス全土の主要なギャラリーが一斉に、9月15日の日曜日にドアをオープンします。 Un Dimanche à la Galerie – Instagram @undimanchealagalerie 今日は、一足はやく、マレ地区にあるギャラリーを見て廻りました。 僕はこのコンテンポラリーアートというジャンルがとても好きです。 「コンテンポラリーって、訳わかんないのが多いよねー、アートだよねー」とか言う批評もありますが。。。 マルセル・デュシャンが、トイレの便器を拾ってきて、Fountain(泉)という作品に仕立て上げた。 「訳わかんないよねー、アートかよ!?」と言う批評があったのは、1917年のこと。 これまでの既存のフレームを壊して、新しい考え方を世に提示する行為こそ、コンテンポラリーであって、アーティストのミッションだと考えます。 * ル・ピヴォという会社を2003年、Fountainから数えて86年目に作りました。 まだ生まれてませんので、実際には数えてはいませんが。。。 よく、会社を作るときには、ビジネスプランが大事!と言われていますが、僕にはそれがなかったです。 その代わりに、こういう会社になりたいという一枚のチャートがありました。 アメリカ、イギリス、フランスにあった競合というには凄すぎるスタジオと比較して、ル・ピヴォにはどういう特徴があるのかを、6つの項目にわけたチャートです。 その中に、inconnu, imprévu 日本語にしますと、「不明」「予想外」という項目がありました。 まさに、マルセル・デュシャン的なその目標指数は、5ポイント中の5ポイントでした。 ビジネスプランがない訳ですので、銀行家や会計士にこのチャートを見せると、怪訝な表情で、「訳わかんないよねー、おまえの会社はアートかよ!?」というようなフランス語が返ってきたものでした。 この数日、ピヴォらしさって何なのか?と考えていましたが、まさに、inconnu, imprévuというワードだったんだ、と秋の芸術鑑賞をし
Planning a straight ストレートな企画

Planning a straight ストレートな企画

#LaNuitBlanche2014 OPEN MUSÉE STREET-ART CONTEMPORAIN @Gare d’Austerlitz 夜中から翌朝まで、公共機関、公共施設を中心に催される徹夜型、野外美術館(OPEN MUSÉE STREET-ART CONTEMPORAIN) La Nuit Blanche。 今回はストリート現代アートミュージアムとして、若いアーティストを中心としてセレクトされているようです。 今夜は、2020年に完成予定のパリ13区のオステルリッツ駅の拡張工事現場でのPablo Valbuenaさんのインスタレーションを見てきました。 新しく増設されたプラットフォーム横には、支柱と2階になる天井ができあがっていますが、地面はまだなくて、砂利道です。 その真っ暗な工事現場の支柱がストロボライトで奥の方から順々に光ってやってくる、、、というシンプルなもの。 光のスピードがどんどん速くなってストレートな光の空間になる感覚はとても気持ちいい。このストレートな企画とてもいい。 駅に入って少し経つと観客たちはふと気付くんですよね、、、え、ワタシたちこれから何処まで歩くんだろうと。 最後は、工事現場の果ての果てのまだ出来上がっていない駅の通路を外に出されるのでした〜。 #LaNuitBlanche2014 #LaNuitBlanche2014 OPEN MUSÉE STREET-ART CONTEMPORAIN @Gare d’Austerlitz @Gare d’Austerlitz
L’homme transcendé 超越

L’homme transcendé 超越

日曜日の昼、作曲家でありパフォマンサーでもある後藤英さんのアトリエにお邪魔する。 来週に開催されるNémo 2011 のリハーサルをされるというのでお誘いをいただいた。 ボディースーツに取り付けられたセンサーが、コンピュータのサウンドをコントロールして、演奏がなされる仕組み。サイバーなのだけれど、妙な自然界の音の広がりを感じさせてくれます。 このアトリエは、同じくアーティストの奥様、ミッシェルさんとの共同作業場。彼女は自然のマテリアルを集めて来て、再構成するような作風です。一見、全く違う二人ですが、自然の中にある構造を再構築するようなところに共通点を感じました。2人で合作とかすると面白いと思いました。もめそうだけど〜(笑) 来月4月17日(日)お昼から、震災のチャリティーイベントを後藤さんや、画家の釘町さん、建築家の山添さんたちと協力して、ピヴォのアトリエで行うことになりました。後藤さんのパフォーマンス+アーティスト作品の展示即売などを行います。 15cm x 15cmの平面もしくは立体作品をご提供していただけるアーティストを募っております。集まりました義援金は赤十字を通じて寄付をさせていただきます。 ご協力いただけるアーティストの方は是非お問い合わせください。また当日は、ご友人ともどもお気軽にご参加ください! イベント詳細は、引き続きこのブログでお伝え致します。
Exhibition David Hockney @Pompidu Center

Exhibition David Hockney @Pompidu Center

初めて分厚い”画集”というのを買ってみたのは、神戸の専門学校に通っていた頃でした。 神戸新聞社でアルバイトしていたお給料を全額叩いて買ったのが、デビッド・ホックニーでした。 神戸には、小さい輸入美術書を扱う店がちらほらとありました。 でも、それは画集ではなく、
Simon Pasieka

Simon Pasieka

Simon Pasiekaはパリで活動するドイツ人のシュールリアリズムの画家で、うちの娘の友達のお父さん。という事で仲良くさせてもらっています。 澄んだ湖の淡い茂みの中にいる全裸の男女たち。差し込む光はとても柔らかく穏やかですが、彼らが身につける光学的なフィルムや人工的な装置たちが放つ太陽の反射は森の中で違和感を放っています。 淡々と行われる彼らの行動は、日々の習慣のようであり労働のようでもあります。 中世の宗教画の人々がそのままタイムスリップしたようにも錯覚します。 今日は、クローズドパーティーで、Simonさんの奥さんが、中世のアカペラを友人たちと唱う素晴らしいコンサートがありました。 ここは美術館ですが、古い教会での新しい宗教画を囲む儀式のようにも思えました。
フリーダ・カーロ Frida Kahlo

フリーダ・カーロ Frida Kahlo

Frida et moi (Frida and I) An exhibition-workshop on Frida Kahlo 19 October 2013 - 17 March 2014 at 11h00 (8h00) Galerie des enfants - Centre Pompidou, Parisフリーダ・カーロ メキシコを代表する画家で、その彼女が歩んだ人生の道はいつも影が落ちていて、道々に咲く南米の鮮やか過ぎる花々は、クロマが強すぎるのか毒々しさで溢れている。幼少時代の病気や、学生時代の交通事故などからつきまとう死の匂いで溢れた彼女のキャンバスは...
Still Life

Still Life

Still Life, Coffee cup on a stool by Sola. 静物画のことを、フランス語では"Nature Morte"、 死にゆく自然。とかいう意味でしょうか? 油絵などで何週間もかけて、銀のプレートの上の熟れたブドウや、花瓶に生けられた切り花などを描く場合は、時間の経過とともに、それらの自然は朽ちてゆき、時折、新しいモチーフに置き換えて新鮮な色を保ちつつ絵の具を重ねてゆくんだそうです。 まるで、ピーター・グリーナウェイが1985年に撮ったZOOのような死にゆく自然の風景ですね。 英語の"Still Life" は、静止した瞬間でキレの良い感じがしますが、フランス語のそれは、まさに朽ち果てて死に行くその時間の経過が表現されていますね。 写真は、娘が描いたスツールの上のコーヒーカップ。 これまでは、空想の絵しか描かなかったのに、最近は...
Character Walk 歩き回ったー

Character Walk 歩き回ったー

講演やスクリーニングは明日からスタート。 初日の今日は、ベルリンの25のギャラリーやショップで、pictoplasmaとのコラボレーションを開催しています。 どこに行ってもビールがたくさん置いてあります。 ここには、モダンやコンテンポラリーの元気なアートとコマーシャルシーンが健康的にクロスオーバーしている雰囲気があります。 今日は20ギャラリーくらい制覇しましたー、くたくたです。